電子書籍『瞑想経典編:ヴィパッサナー実践のための5つの経典』
アルボムッレ・スマナサーラ[著]

最初期の仏教経典から「ヴィパッサナー瞑想」の核心を理解する
ブッダの瞑想実践は脳の開発プログラム

ブッダの瞑想は、心の問題を解決するための客観的で科学的なプログラム。実践することで、原始脳が引き起こす衝動に振り回されている大脳が、正しい判断能力を取り戻します。そして、心の悩み苦しみが消え、安らぎを獲得することができるのです。――数多くの経典の中から、ヴィパッサナー実践の支えとなる5つの経典を厳選して解説。「ヴィパッサナー瞑想とは何か?」という現代人の問いに、初期仏教経典が明快に答えます。

瞑想をテーマとした5つの初期仏教経典を、鮮やかな現代日本語で読む。

本書の内容

I 八正道大全─「偉大なる四十の法門」経
 Mahacattarisakasuttam(中部117 大四十経)

II 瞑想による覚りへの道─お釈迦様のお見舞い
 Gelannasuttam(相応部六処篇受相応有偈品7 疾病経(一))

III 勝利の経
 Vijayasuttam(小部経集[スッタニパータ]1-11 征勝経)

IV 常に観察すべき五つの真理
 Abhinhapaccavekkhitabbathanasuttam(増支部五集57 常習観察経)

V 戒め─「自己」の取扱説明書
 Sallekhasuttam(中部8 削減経)

著者略歴

アルボムッレ・スマナサーラ

スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、1980 年に国費留学生として来日。駒澤大学大学院博士課程で道元の思想を研究。現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事。メディア出演や全国での講演活動をつづけている。著書に『ブッダの実践心理学』(藤本晃氏との共著)『無常の見方』『怒らないこと』『自分を変える気づきの瞑想法【増補改訂版】』(以上、サンガ)、『小さな「悟り」を積み重ねる』(集英社)、『不安なこの世を生き抜くために』(PHP 研究所)など多数ある。

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