電子書籍『ブッダの実践心理学 第四巻 心の生滅の分析(アビダンマ講義シリーズ)』
アルボムッレ・スマナサーラ[著] 藤本晃[著]

待望の第四巻は「心路の解明」に到達!
アビダンマの中でも特に難解とされる心路のメカニズムを明快に解説!

物質エネルギーが一回生まれて滅する間に、心は十七回も生まれて滅します。第四巻「心の生滅の分析」では、刹那ごとに生滅を繰り返す「心の認識の過程」を明らかにします。

仏教では心を、「何か主体のようなものがある」と見るのではなく、「認識するはたらきである」と見ています。はたらきなので、心がずっと「あり」続けるのは、ずっと認識し続けているからです。その認識し続ける心の働きは、流れ続ける「川」や「噴水」のようなものです。川も噴水も主体があるわけではなく、流れ続けているはたらきを「川」とか「噴水」と呼んでいるだけのことです。心も川のように、一瞬も絶え間なく流れ続けて、心という認識するはたらきをし続けているのです。
アビダンマでは、その心の流れ方・認識の仕方を、「心の流れる路」という意味で、心路(citta-vīthi)と呼んで説明しています。心が瞬間瞬間、生滅を繰り返す中で、どうやって認識しているのか? 第四巻ではそのはたらきを解説していきます。

内容(「BOOK」データベースより)

アビダルマ読解の必読書『アビダンマッタサンガハ』を、より分かり易く明解に説いた、スマナサーラ長老の「アビダンマ説法」を収録。ブッダの真実の教え「アビダルマ」心理学の奥義が、現代日常語で鮮やかに説き明かされる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

スマナサーラ,アルボムッレ
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)大長老(n ̄ayaka)。1945年スリランカ生まれ。13歳で出家得度。スリランカの国立大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、1980年に派遣されて来日。現在は、日本テーラワーダ仏教協会などで初期仏教の伝道、ヴィパッサナー実践の指導に従事

藤本/晃
1962年2月生まれ。85年3月、学習院大学哲学科卒業。87年3月、龍谷大学修士課程(仏教学)修了。93年6月、カナダ・カルガリー大学修士課程(宗教学)修了。2002年7月、広島大学より博士号(文学)授与。山口県下松市・浄土真宗本願寺派誓教寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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